XDUF広島 イベントレポート -ただテクニックを知りたいだけなら、イベントはいらないかもしれない。
フェスへの道のり
この夏、全国のXDユーザーグループをリレーしてフェスを開催する。
その話を聞いたのは2019年3月のこと。
広島のユーザーグループは発足したばかり、私たち運営スタッフは右も左もわからない時期でした。
「どこでやるの」
「誰を呼ぶの」
「人は集まるの」
何もかもわからないことだらけ。
それでも、フェスの準備を進めることができたのは、Adobeの轟さんをはじめ、他県ユーザーグループのみなさまの手厚いサポートあってこそでした。
そのサポート体制は、AdobeがそれだけXDに力を入れていることの裏返しでもあります。
素晴らしくキュートなキービジュアルを使わせてもらえること。
オシャレなイベント会場でアルコールや食事を出せること。
非営利のイベントにもかかわらず県外のゲスト登壇者を呼べること。
不可能が次々と可能になっていく。私はそこに「Adobeの本気」を予感しました。
知識なら自習で十分
今回のイベントで、私が知識として目新しいことを得られたかと言えば、実はそうでもないのです。
せっかくのイベント後にとんでもないことを言ってすみません。ホントすみません。
私はちょっとマニアックに片足突っ込むくらい新機能などを追いかけているので、我ながらいろいろ知っていると思います。
「AdobeXDストーカー」とかに分類されかねない気持ち悪い人間です。すいません。
そんななので、まつえりさんのセッションは動画で何度も拝見しているし、
林さんがご紹介くださったプラグインもすべて存じておりました。
実際、XDは学習コストがかからないだけに、知識だけならどうにかなるものです。
ですが、私がこのイベントで得た価値は知識やテクニックではありませんでした。
知識の共有が体験になる
私はこのイベントで司会進行役をやらせていただきました。
裏方として進行時間に気を取られ、ろくにセッション内容に集中できていませんでした。
ただただ、その場の空気を吸っていました。
広島ユーザーのライトニングトークそれぞれにXD愛が溢れているのを感じました。
まつえりさんのセッションに惹き込まれている参加者の皆さんを舞台裏から眺めました。
林さんのセッションで「プラグイン便利!」と会場が沸く瞬間を見ました。
このときのために準備をしてきて良かったと、心から思いました。
私はこれが見たかったんだ。
XDが広島を揺さぶるところを見たかった。時代が変わっていく場に立ち会いたかった。
「ライトニングトークを聞いて、広島にもXDのムーブメントが起きる予感がせんかった?」
「まつえりさんのセッションすごいじゃろ、私もはじめて動画で見たとき感動した!」
「林さんが紹介してくれたプラグイン、私も見つけた時めっちゃ震えたんよ。」
ずっと周りの人と共有したかった。新しいツールへのワクワクをみんなで共有して語り合いたかった。
そんな無意識の願いがあの場で叶っていたことに、いまじわじわと気づいて泣きそうです。
きっといつか、技術はXDを超えていくでしょう。
「XD?そんな古いソフトもあったね」と言われる日が来るでしょう。
だとしても、今この時代の最先端を追いかけることに意味はあるはず。
インターネットがなかった時代から、あっという間に世の中が変わってきたのを知っているから、
だからこそ私たちは、この先の未来にワクワクできる。
時代がダイナミックに変わるのを全身で感じること。その体験が、きっと新しいものを生み出す原動力になる。
「Adobeの本気」を受け取った私たちが、これからXDでどんなサービス、どんなプロダクトを創り出すのか、これからもワクワクしながら追いかけていきたいです。
あの場を共有してくれたすべての方、ありがとうございました!
いますぐ体験の共有を
イベントに参加されたみなさんがあの場で感じたこともぜひ教えてください。
いえ、こんな暑苦しい文章を書けとまでは申しません。
もっとライトに、感想をしたためる手段があるじゃないですか。
QRコードは捨ててしまいましたか?
そう、アンケートですよ!!!
(お願いします、回収率がやばいです!助けて下さい。何卒〜〜〜。)
さあさあみなさん、いますぐ即!感想をアンケートに叩き込んでくださーい!